防水工事

建物の防水工事を検討しているものの、「本当に必要なのか」「費用はどれくらいかかるのか」と悩んでいませんか。

【結論|防水工事は建物の寿命を大きく左右する重要なメンテナンスです】

定期的な防水工事を行なうことで、雨漏りや劣化を防ぎ、建物を長持ちさせることができます。

この記事で分かること

◯防水工事の目的と重要性
◯主な工法の種類と特徴
◯工法別の費用相場
◯防水工事が必要なタイミングと劣化のサイン
◯信頼できる業者の選び方

この記事が役立つ方

◯防水工事の必要性を判断したい方
◯費用相場や工法の違いを知りたい方
◯業者選びで失敗したくない方
◯建物の資産価値を維持したいマンション・アパート経営者の方

この記事を読めば、防水工事に関する基礎知識から業者選びのポイントまで、必要な情報がすべて分かります。

1. 防水工事とは何か

防水工事とは、建物に雨水や湿気が浸入しないように施す工事のことです。

屋根やベランダ、外壁などに防水層を形成し、建物内部を水から守ります。

1-1. 防水工事の目的と重要性

防水工事の最大の目的は、建物の劣化を防ぐことです。

水は建物にとって大敵であり、放置すると以下のような深刻な問題を引き起こします。

◯雨漏りによる天井や壁のシミ・カビの発生
◯鉄筋コンクリートの内部腐食
◯木造建築の柱や梁の腐朽
◯断熱材の劣化による冷暖房効率の低下

定期的な防水工事を行なうことで、これらのトラブルを未然に防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。

1-2. 防水工事が必要な建物の部位

防水工事が必要な主な箇所は以下の通りです。

◯屋上・陸屋根
◯ベランダ・バルコニー
◯外壁のひび割れ部分
◯地下室や半地下部分
◯浴室やトイレなどの水回り

特に屋上やベランダは、常に雨風にさらされるため、劣化が進みやすい箇所です。

1-3. 定期的な防水工事が建物の寿命を延ばす理由

防水層は経年劣化により、徐々にその機能を失っていきます。

劣化した防水層をそのままにしておくと、雨水が建物内部に浸入し、構造部分にダメージを与えます。

定期的なメンテナンスと防水工事を行なうことで、以下のメリットがあります。

◯建物の資産価値を維持できる
◯大規模な修繕費用を抑えられる
◯快適な住環境を保てる
◯将来的な売却時に有利になる

防水工事は、建物を長持ちさせるための重要な投資と言えます。

2. 防水工事の主な工法と特徴

防水工事には、大きく分けて4つの工法があります。

それぞれの特徴や適用箇所を理解し、建物に最適な工法を選ぶことが大切です。

2-1. ウレタン防水

ウレタン防水は、液体のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。

◯メリット:複雑な形状の箇所にも施工しやすい、費用が比較的安い
◯デメリット:耐久性がやや劣る、定期的なトップコートの塗り替えが必要
◯耐用年数:10年〜12年
◯適用箇所:ベランダ、屋上、バルコニー

ウレタン防水は、一般住宅のベランダや小規模な屋上に多く採用されています。

2-2. FRP防水

FRP防水は、ガラス繊維と樹脂を組み合わせた硬質な防水層を形成する工法です。

◯メリット:軽量で強度が高い、耐久性に優れる、歩行可能
◯デメリット:費用がやや高い、広い面積には不向き
◯耐用年数:10年〜15年
◯適用箇所:ベランダ、屋上、バルコニー

FRP防水は、耐久性と防水性を両立したい場合に適した工法です。

2-3. 塩ビシート防水

塩ビシート防水は、塩化ビニール製のシートを接着剤や機械で固定する工法です。

◯メリット:耐久性が高い、紫外線に強い、メンテナンスが容易
◯デメリット:複雑な形状には施工しにくい、シートの継ぎ目が弱点になりやすい
◯耐用年数:15年〜20年
◯適用箇所:屋上、陸屋根、マンションの共用部分

塩ビシート防水は、大規模な建物の屋上や、長期的な耐久性を求める場合に適しています。

2-4. アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルトを何層にも重ねて防水層を形成する工法です。

◯メリット:防水性能が非常に高い、実績が豊富で信頼性が高い
◯デメリット:重量がある、施工中に臭いや煙が発生する、費用が高い
◯耐用年数:15年〜25年
◯適用箇所:マンションやビルの屋上、大規模建築物

アスファルト防水は、最も歴史が長く、信頼性の高い工法ですが、一般住宅ではあまり採用されません。

2-5. 各工法の比較表

各工法の特徴を一覧で比較します。

工法耐用年数費用相場(㎡単価)適用箇所特徴
ウレタン防水10年〜12年4,000円〜7,000円ベランダ、小規模屋上複雑な形状に対応、費用が安い
FRP防水10年〜15年5,000円〜8,000円ベランダ、バルコニー軽量で強度が高い
塩ビシート防水15年〜20年6,000円〜7,500円屋上、陸屋根耐久性が高い、メンテナンス容易
アスファルト防水15年〜25年6,000円〜8,000円大規模建築物の屋上防水性能が最も高い

建物の状態や予算に応じて、最適な工法を選びましょう。

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3. 防水工事の費用相場

防水工事の費用は、工法や施工面積、建物の状態によって大きく変わります。

ここでは、一般的な費用相場をご紹介します。

3-1. 工法別の費用相場

防水工事の費用は、主に以下の要素で決まります。

◯防水材の種類と単価
◯施工面積
◯下地処理の必要性
◯足場の設置費用

各工法の㎡単価は以下の通りです。

◯ウレタン防水:4,000円〜7,000円/㎡
◯FRP防水:5,000円〜8,000円/㎡
◯塩ビシート防水:4,500円〜7,500円/㎡
◯アスファルト防水:6,000円〜10,000円/㎡

この単価には、材料費・施工費・廃材処理費が含まれます。

3-2. 工事面積による費用の目安

一般的なベランダや屋上の防水工事費用の目安は以下の通りです。

◯10㎡のベランダ(ウレタン防水):8万円〜15万円
◯20㎡のベランダ(FRP防水):15万円〜25万円
◯50㎡の屋上(塩ビシート防水):30万円〜50万円
◯100㎡の屋上(アスファルト防水):80万円〜120万円

これらの費用は目安であり、建物の劣化状況や下地処理の必要性によって変動します。

3-3. 費用に含まれる項目

防水工事の見積もりには、以下の項目が含まれます。

◯足場設置・解体費用
・相場:700円〜1,000円/㎡
◯既存防水層の撤去費用
・相場:1,000円〜2,000円/㎡
◯下地処理費用
・相場:500円〜1,500円/㎡
◯防水材の施工費用
・工法別の単価を参照
◯トップコートの塗布費用
・相場:500円〜1,000円/㎡

見積もりを依頼する際は、これらの項目が明確に記載されているか確認しましょう。

4. 防水工事が必要なタイミングと劣化のサイン

防水工事は、劣化のサインを見逃さず、適切なタイミングで行なうことが重要です。

4-1. 防水工事の推奨時期

防水層の耐用年数は、工法によって異なります。

◯ウレタン防水:10年〜12年ごと
◯FRP防水:10年〜15年ごと
◯塩ビシート防水:15年〜20年ごと
◯アスファルト防水:15年〜25年ごと

ただし、これらはあくまで目安です。

建物の立地条件や使用状況によって、劣化の進行速度は変わります。

定期的な点検を行ない、劣化のサインを早期に発見することが大切です。

4-2. 劣化症状のチェックポイント

以下のような症状が見られたら、防水工事を検討するタイミングです。

◯雨漏りが発生している
◯天井や壁にシミがある
雨染み
◯防水層にひび割れがある
◯防水層が膨れている
◯表面が色褪せている
防水
◯排水口周辺に水が溜まりやすい
水溜り

◯カビや苔が発生している

特に雨漏りは、防水層が完全に機能を失っているサインです。

早急に専門業者に相談しましょう。

4-3. 放置するリスク

防水層の劣化を放置すると、以下のようなリスクがあります。

◯雨水が建物内部に浸入し、構造部分が腐食する
◯鉄筋コンクリートの場合、鉄筋が錆びて強度が低下する
◯カビやダニが発生し、健康被害を引き起こす
◯大規模な修繕が必要になり、費用が大幅に増加する

防水工事は、建物を守るための予防的なメンテナンスです。

劣化のサインを見つけたら、早めに対処しましょう。

5. 防水工事の業者選びで押さえるべきポイント

防水工事の成否は、業者選びで決まると言っても過言ではありません。

信頼できる業者を見極めるためのポイントをご紹介します。

5-1. 信頼できる業者の見極め方

以下の基準を参考に、業者を選びましょう。

◯防水工事の実績が豊富である
◯施工内容や費用の説明が丁寧である
◯見積もりが詳細で明確である
◯保証期間や保証内容が明記されている
◯現地調査を丁寧に行なってくれる
◯施工後のアフターフォロー体制が整っている

特に、現地調査なしで見積もりを出す業者は避けましょう。

建物の状態を確認せずに正確な見積もりを出すことはできません。

5-2. 相見積もりの重要性

防水工事を依頼する際は、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。

相見積もりを取ることで、以下のメリットがあります。

◯適正価格を把握できる
◯業者の対応や説明の質を比較できる
◯不当に高額な見積もりを見抜ける
◯最適な工法を提案してもらえる

最低でも3社から見積もりを取ることをおすすめします。

5-3. 契約前に確認すべき項目

契約前に、以下の項目を必ず確認しましょう。

◯工事内容の詳細
◯使用する材料のメーカーと品番
◯工事期間と完成予定日
◯保証期間と保証範囲
◯支払い条件と支払い方法
◯追加費用が発生する可能性とその条件

これらの項目が明確に記載された契約書を交わすことで、トラブルを防ぐことができます。

6. 防水工事に関するよくある疑問

防水工事について、よく寄せられる質問にお答えします。

6-1. 防水工事は修繕費?資本的支出?

防水工事の税務上の扱いは、工事の目的によって異なります。

◯原状回復を目的とした工事:修繕費として計上
・ひび割れの補修
・雨漏りの修理
・既存の防水層の張り替え

◯資産価値を高める工事:資本的支出として計上
・防水性能を大幅に向上させる工事
・防水層の構造を変更する工事

マンションやアパートの経営者の方は、税務上の扱いについて税理士に相談することをおすすめします。

6-2. DIYでの防水工事は可能か

結論から言うと、DIYでの防水工事はおすすめしません。

理由は以下の通りです。

◯専門的な知識と技術が必要である
◯施工不良による雨漏りのリスクが高い
◯保証が受けられない
◯長期的に見ると費用が高くつく可能性がある

簡易的な補修は可能ですが、本格的な防水工事は専門業者に依頼しましょう。

6-3. 保証期間はどれくらいか

防水工事の保証期間は、工法や業者によって異なります。

一般的な保証期間は以下の通りです。

◯ウレタン防水:5年〜10年
◯FRP防水:5年〜10年
◯塩ビシート防水:10年〜15年
◯アスファルト防水:10年〜20年

保証内容は契約前に必ず確認し、書面で残しておきましょう。

7. まとめ:防水工事で建物を長持ちさせよう

防水工事は、建物を水から守り、寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。

この記事のポイントをまとめます。

◯防水工事は建物の劣化を防ぐために必要
◯主な工法は4種類あり、それぞれ特徴が異なる
◯費用相場は工法や面積によって変わる
◯劣化のサインを見逃さず、適切なタイミングで工事を行なう
◯信頼できる業者を選び、相見積もりを取ることが大切

定期的な防水工事を行なうことで、建物の資産価値を維持し、快適な住環境を保つことができます。

劣化のサインが見られたら、早めに専門業者に相談しましょう。

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