外壁塗装の色選びでは様々な選択肢があり、どんな色や組み合わせにすればいいのか迷う方も多いと思います。好きな色で選んでしまうと後悔してしまうことも…そんな方には人気・定番色から選ぶのもおすすめです。
今回は、塗料メーカーアステックペイントが調べた「人気色ランキング」・「2026年オススメ色」を発表。最新のトレンドと人気の理由を知った上で後悔のない色選びにするためのポイントも紹介します。

1.色選びに迷ったときは人気色から選ぶのがおすすめ!

「失敗したくない」「後悔したくない」——そう思ったとき、人気色から選ぶのは実はとても理にかなった方法です。なぜなら、外壁塗装の人気色が人気であるのは、きちんと根拠があるからです。
人気色トップ10を見てみると、白系・グレー系・ベージュ系・ブラウン系と系統はさまざまですが、共通するのは「彩度の低い柔らかな色調」であることです。彩度の低い色は、なぜ外壁で長年支持されるのか。その理由は主に3つあります。

1-1. 色褪せ・汚れが目立ちにくい

外壁は紫外線・雨・風に長年さらされます。鮮やかな赤・黄・紫などの原色系は有機顔料が紫外線で劣化しやすく、色褪せが早い傾向があります。一方、白・グレー・ベージュ・ブラウンなど彩度を抑えた色は無機顔料の比率が高く、変色しにくい性質があります。
また外壁の汚れの多くは土埃・排気ガス・コケなどで、これらの色は「中間色」です。グレーやベージュ・アイボリーなど淡い中間色は、汚れが馴染んで目立ちにくいという実用的なメリットもあります。
パステル系の色はまさにこの範囲に入るため、「劣化が目立ちにくい=きれいな状態が長続きする」色として選ばれ続けています。

1-2. 街並みになじみ、近所から浮きにくい

日本の住宅街は全体的に低彩度の色調で構成されていることが多く、彩度の高い鮮やかすぎる色は景観から浮いてしまいがちです。また、景観条例のある地域では使える色に制約があるケースもあります。
やわらかい色は「悪目立ち」するリスクが低く、近隣の街並みとも自然に調和します。「近所から浮きたくない」という不安を抱えている方にとって、この点は大きな安心材料になります。

1-3. 定番色のどこに重心があるかは時代で変化する

人気色の大枠(白・グレー・ベージュ・ブラウン系)は長年変わりません。ただし定番色の中でも「どの色調が支持されるか」は時代とともに少しずつ変わります。
アステックペイントの調査によると、2025年と比較して、2026年は「温かみのあるブラウン・ベージュ」から「洗練されたグレー・グレイッシュカラー」へのトレンドシフトが確認されました。言い換えると、同じ「定番色を選ぶ」でも、ブラウン系を選ぶより今はグレー系を選ぶ方が「今っぽい仕上がり」になりやすいということです。
色選びで後悔しやすいのは「好みだけで選んだ結果、完成後に古くさく見えた」というケースです。定番色の範囲内で、トレンドを意識した色を選ぶことが、長く見ても飽きのこない外壁への近道になります。

2.人気色TOP10【アステックペイント標準色 調査データより】

以下は、アステックペイントの標準色を対象にした人気色ランキングです。

■ 1位 ブロークンホワイト(8091)

系統:クリーム系 | 2025年順位:1位
複数年にわたり1位を維持し続ける、外壁塗装の定番中の定番。純白ではなくわずかに黄みがかった「くすみ白」で、汚れが目立ちにくい絶妙な色調です。日本の住宅街に多く見られる色でもあり、「清潔感がありつつ浮かない」色を求める施主のニーズに長年応えています。

事例1 ブロークンホワイトを基調としたお家


ブロークンホワイトを全体のベースにしたことで、お家全体が明るく、すっきりとした印象に仕上がっています。白系でも真っ白すぎないためやわらかさがあり、清潔感を出しながらも冷たく見えにくいのが大きな魅力です。外壁の面がきれいにつながって見えるので、建物の形が素直に伝わり、シンプルで上品な外観になっています。玄関まわりや細いラインの濃色がほどよく効いていて、明るい外観の中にも締まりが出ています。

事例2 ブロークンホワイトとヤララブラウンを組み合わせたお家


ブロークンホワイトの明るさにヤララブラウンの落ち着きを組み合わせたことで、清潔感と重厚感がきれいに両立した外観に仕上がっています。明るい色だけでは少し物足りない、でも濃い色ばかりだと重く見えそう、という方にとても分かりやすくおすすめしやすい配色です。上下の塗り分けがはっきりしているので建物の立体感が出やすく、バルコニーまわりの見せ場もしっかり作れています。全体としては落ち着いて見えますが、暗すぎず、上品な住まいらしいやさしさも残っています。

■ 2位 クールホワイト(9010)

系統:白系 | 2025年順位:2位
モダンな白さが特徴。純白に近いながらも、わずかに青みが入ることで「スタイリッシュな白」として人気です。明るくすっきりした印象で、シンプルなデザインの住宅との相性が抜群。グレーに近い白を好む方にも選ばれやすい色です。

事例1 クールホワイトを基調としたお家


クールホワイトを全体に使うことで、お家全体が明るく、すっきり見える外観に仕上がっています。白系でも強すぎないやわらかさがあるため、清潔感をしっかり出しながら、落ち着きのある印象も保てています。門扉やサッシなどの濃色がほどよく効いているので、白一色でもぼんやり見えず、上品にまとまっています。シンプルな外観にしたい方にも、きれいで整った印象を重視したい方にも提案しやすい仕上がりです。

事例2 クールホワイトを基調にサイディングを組み合わせたお家


クールホワイトをベースにすることで、縦長の建物でも重たく見えず、すっきりとした外観に仕上がっています。白い面を広く取ることで清潔感が出ている一方で、中央のサイディングによる縦ラインや玄関まわりの濃色がアクセントになり、全体がしっかり引き締まっています。細長い建物はのっぺり見えやすいことがありますが、このお家は縦のラインの使い方で、スタイリッシュさと落ち着きがきれいに両立しています。すっきりした印象を重視したい方や、都市部の敷地条件に合う外観を考えたい方にもイメージしやすい仕上がりです。

■ 3位 チャコール(8079)

系統:グレー系 | 2025年順位:3位
濃いグレーの代名詞的存在。従来はアクセントカラーやツートンの下半分として使われることが多かったですが、現在はシンプルモダンなデザインの普及とともに全面使用でも選ばれるケースが増えています。力強くシャープな印象を演出したい方に最適です。

事例1 チャコールを基調とした和風のお家


チャコールを基調にすることで、お家全体がどっしりと落ち着いて見える外観に仕上がっています。特に大きな屋根と深い軒がある建物では、濃色の持つ重厚感がよく活きており、住まい全体に安定感が出ています。暗めの色でも、明るい面や玄関まわりとのコントラストがあるため重たくなりすぎず、格式のある印象と見やすさがきれいに両立しています。和風の建物らしい存在感を大切にしたい方には、おすすめです。

事例2 チャコールを基調とした洋風のお家


チャコールを全体に使うことで、シンプルな建物がすっきり引き締まり、落ち着いたモダンな外観に仕上がっています。外壁を一色系でまとめているため、色数で見せるのではなく、バルコニーや開口部の凹凸で立体感を出せているのが特徴です。濃色でも暗すぎる印象になりにくく、整った印象や安定感をしっかり出したい方に向いています。派手さよりも、長く見ても飽きにくい落ち着きを重視したい方におすすめしやすい事例です。

■ 4位 ニュートラルホワイト(8092)

系統:クリーム系 | 2025年順位:5位
ブロークンホワイトに近い白ですが、やや明度が高くよりすっきりした印象。主張が少なく落ち着きがある一方、純白に比べると汚れが馴染みやすく、長期的な美観を保ちやすいバランスのとれた色です。

事例1 ニュートラルホワイトを基調としたお家


ニュートラルホワイトを全体のベースにすることで、お家全体が明るく見えながらも、白すぎないやわらかさのある外観に仕上がっています。はっきりしすぎる白ではないので、清潔感を出しつつも落ち着きがあり、長く見ても飽きにくい印象です。大きな屋根形状や張り出した面のある建物でも軽く見えすぎず、上品さと安定感がきれいに両立しています。明るい色にしたいけれど、まぶしすぎる白は避けたいという施主様に、とても提案しやすい仕上がりです。

事例2 ニュートラルホワイトとウィザードコッパーを組み合わせたお家


ニュートラルホワイトのやわらかい明るさに、ウィザードコッパーの深みを組み合わせることで、清潔感と引き締まりがきれいに両立した外観に仕上がっています。上下の塗り分けがはっきりしているため、建物の立体感が出やすく、下部の濃色が全体の重心を安定して見せてくれます。白系だけでは少し軽く見える、でも濃色だけだと重すぎる、という施主様にちょうど提案しやすいバランスです。上品さを保ちながら、しっかり存在感も出せるツートンになっています。

■ 5位 ウィザードコッパー(8078)

系統:ブラウン系 | 2025年順位:4位
ブラウン系のなかでもオリーブがかった独特のニュアンスが特徴。「高級感と個性を両立したい」という施主に支持されています。近年はグレー系への移行が進む中でも根強い人気を維持しており、外壁塗装における「こだわりのある色」として位置づけられています。

事例1 ウィザードコッパーとストーンを組み合わせたお家


ウィザードコッパーの引き締まった印象に、ストーンのやわらかさを組み合わせたことで、落ち着きと見やすさがきれいに両立した外観に仕上がっています。上下でしっかり塗り分けているため建物の大きさが整理されて見え、重厚感がありながらも圧迫感は出にくいのが魅力です。上部の濃色が全体を締め、下部の明るさが軽さを足しているので、存在感はしっかりありながら上品にまとまっています。落ち着いたツートンにしたい方や、派手すぎず高級感を出したい方におすすめです。

事例2 ウィザードコッパーを基調にコーヒーブラウンとチョコレートブラウンを組み合わせたお家


ウィザードコッパーをベースに、コーヒーブラウンとチョコレートブラウンを組み合わせたことで、全体が落ち着いて見えながらも、単調にならない外観に仕上がっています。濃色を主役にした配色ですが、玄関まわりや縦の切り替え部分に変化をつけているため、重たすぎず、奥行きのある見え方になっています。
色数は多すぎないのに表情がしっかり出るので、シンプルモダンの家を上品に見せたい方にとても合う配色です。大人っぽく、引き締まった雰囲気にしたい方におすすめです。

■ 6位 ホワイトリリィ(9003)

系統:ベージュ系 | 2025年順位:7位
上品でほんのり明るいベージュ。落ち着きの中にも柔らかな彩りがあり、庭やサッシの色との相性が良く、洋風・和風どちらの住宅にも違和感なく馴染みます。「オフホワイトより少し色が欲しい」というニーズに応える色です。

事例1 ホワイトリリィを基調としたお家


ホワイトリリィを全体のベースにしたことで、お家全体が明るく、やわらかく、清潔感のある外観に仕上がっています。白系でも強すぎる印象になりにくく、やさしく上品に見えるので、きれいめな外観にしたい方にとても合う色です。大きく塗り分けすぎず、窓まわりや庇の細いラインでほどよく輪郭を出しているため、すっきり見えながらも単調になっていません。明るさを出したいけれど、冷たい白にはしたくないという施主様にもおすすめです。

事例2 ホワイトリリィとミッドビスケットを組み合わせたお家


ホワイトリリィの明るさにミッドビスケットのあたたかみを組み合わせたことで、やさしく見えながらも落ち着きのある外観に仕上がっています。上部を明るく、下部を少し落ち着いた色で受ける塗り分けなので、建物が軽く見えすぎず、全体に安定感が出ているのが特徴です。濃色のラインがバルコニーや屋根まわりをきれいに締めているため、やわらかい配色でもメリハリがしっかりあります。白系を使いたいけれど、少しぬくもりや落ち着きもほしいという施主様に、おすすめです。

■ 7位 パールグレイ(8200)

系統:グレー系 | 2025年順位:13位
今回の最注目色。明るく柔らかいグレーで、「スタイリッシュすぎない」絶妙なバランスが人気の理由です。現代的な住宅にもすんなり馴染み、グレー系のなかでも「シンプルモダンの主役」となりつつあり、今後さらなる注目が予想されます。

事例1 ニンバスとパールグレイを組み合わせたお家


パールグレイとニンバスを組み合わせることで、明るさを保ちながらも、すっきり引き締まった外観に仕上がっています。白一色よりも落ち着いて見え、濃色一色よりも重たく見えにくいため、バランスのよいモノトーンにまとまっているのが魅力です。面ごとの切り替えがはっきりしているので、建物の形に立体感が出やすく、直線的で上品な印象もきれいに出ています。モダンで整った外観にしたい方や、明るさと落ち着きをどちらも大切にしたい方におすすめです。

事例2  パールグレイとウィザードコッパーを組み合わせたお家


パールグレイを基調にウィザードコッパーを組み合わせることで、明るさのある外観の中にしっかりとした締まりが生まれています。上部の明るい面が軽やかに見える一方で、下部の濃色が全体を安定して見せてくれるため、すっきり感と落ち着きがきれいに両立しています。大きな屋根やカーポートまわりの水平ラインも映えやすく、住宅らしい親しみやすさを保ちながら、整った印象に仕上がっているのが特徴です。明るい外観にしたいけれど甘く見せたくない方や、上品で落ち着いたツートンにしたい方におすすめです。

■ 8位 アイアンバーグ(8074)

系統:ブラウン系 | 2025年順位:6位
どっしりとした重厚感のあるダークブラウン。モダンな住宅にアクセントとして取り入れると、引き締まった高級感が出ます。グレー台頭の影響でやや順位を落としましたが、ブラウン系のなかでは安定した人気を誇ります。

事例1 ブロークンホワイトとクールホワイトを組み合わせ、アイアンバーグをアクセントにしたお家


白をベースにした明るい外観に、アイアンバーグの濃色が入ることで、全体がぼやけず、すっきりと立体的に見える事例です。中央の縦ラインやバルコニーまわりが引き締まって見えるため、清潔感がありながらも落ち着いた印象にまとまっています。明るく見えるお家にしたいけれど、甘く見えすぎない外観にしたい方におすすめです。

事例2 アイアンバーグを基調としたお家


外壁全体をアイアンバーグでまとめることで、落ち着いて見える重厚感のある外観に仕上がっている事例です。濃色が主役でも、窓まわりやバルコニーの明るい縁取りがほどよい抜け感をつくるため、重たく見えすぎず、上品な印象が保たれています。派手さよりも、品のある落ち着きを大切にしたい方におすすめです。

■ 9位 シルキーホワイト(8201)

系統:白系 | 2025年順位:11位
上品な白さと、名前のとおり「絹のような柔らかさ」が特徴。クールホワイトよりも温かみがあり、ブロークンホワイトよりすっきりしているため、バランスの良い白を求める方に選ばれています。

事例1 ニンバスとシルキーホワイトを組み合わせたお家


濃いグレーと白のコントラストがはっきりしていて、外観全体がシャープでモダンに見える事例です。シルキーホワイトが広い面を明るく見せ、ニンバスが建物の輪郭や立体感を引き締めているため、濃色を使っていても重たく見えすぎません。明るさはほしいけれど、すっきりとした都会的な印象にも仕上げたい方におすすめです。

事例2 シルキーホワイトを基調としたお家


外観の大部分をシルキーホワイトでまとめることで、明るく清潔感のある印象に仕上がっている事例です。白を基調にしながらも、やわらかく上品に見えるため、軽やかさがありつつ落ち着いた雰囲気も感じられます。圧迫感の少ない、やさしい印象のお家にしたい方におすすめです。

■ 10位 バーチグレー(8081)

系統:ベージュ系 | 2025年順位:14位
「ベージュ?グレー?」と迷わせる絶妙なグレージュ。単体でもおしゃれに仕上がりやすく、現代的なニュアンスカラーの代表格として急上昇中です。グレーが好きだけどやわらかい印象にしたい方に向いています。

事例1 バーチグレー(8081)とニンバス(8082)を組み合わせたお家


バーチグレーのやわらかな明るさに、ニンバスの濃色が加わることで、外観全体がすっきりと立体的に見える事例です。明るい外壁面が建物を広く見せつつ、バルコニーや付帯部の濃色が輪郭を引き締めるため、モダンで上品な印象にまとまっています。明るく見えるお家にしたいけれど、のっぺり見えない外観にしたい方におすすめです。

事例2 バーチグレー(8081)を基調としたお家

バーチグレーを基調にまとめることで、全体が落ち着いて見え、やわらかな上品さが感じられる外観に仕上がっている事例です。深い軒やバルコニー、雨戸まわりの濃色部分がほどよく効いているため、穏やかな色味でもぼやけず、安心感のあるたたずまいに見えます。派手さよりも、長く心地よく感じられる上品なお家にしたい方におすすめです。

2-11. 2026年のトレンドを紹介!

今回の調査で最も注目すべきトレンドは、「グレー・グレイッシュカラーの台頭」です。
グレー系は全体でランクアップが目立ち、パールグレイ(13位→7位)、バーチグレイ(14位→10位)など中間色グレーの躍進が確認されました。これは「シンプルでスタイリッシュな外観を求める施主が増えた」という市場変化を反映しています。
一方、従来人気だったチョコレートブラウン・リバーガムなどのブラウン系は順位を落とす傾向が見られ、定番色の中での「重心移動」が起きています。
また、2026年のやや先行トレンドとして注目すべき色として、以下の5色が挙げられています。

・パールグレイ(8200)──柔らかさと現代感の両立

・グレイドルフィン(8206)── シルバー・ブロンズとも相性の良い汎用グレー

・グレージュ(8204)── SNS映えする人気色。Instagram/Pinterestでも注目度上昇中

・スレートブルー(8215)── 個性を出しながら街並みに馴染む青みグレー

・ミストグリーン(8100)── SDGs・自然志向の高まりを背景に注目度上昇中

この5色は、2025年〜2026年の出荷データとデザイントレンドをもとに、今後の人気色として注目されている色です。ランキング上位に入るのはこれからですが、「少し先を行くおしゃれな外壁にしたい」という方に特におすすめです。

3.色を決めるうえでのおすすめの進め方

「どの色にするか」を決めるのは、なんとなく感覚で選ぶのではなく、一定の手順を踏むことが大切です。順を追って考えることで、後悔のない色選びができます。

3-1. 事例をたくさん見てお気に入りの色を見つける

【参考サイト】
アステックペイントの色別塗り替え事例検索
色別事例検索

まず最初にやるべきことは、実際の施工事例をたくさん見ることです。
頭の中でなんとなくイメージしているだけでは、具体的な色の仕上がりが固まりにくいものです。施工事例を見ることで、「こんな雰囲気にしたい」という方向性が見えてきます。事例を探す場所としては、以下が参考になります。

・外壁塗装業者のホームページ(施工事例ページ)
・リフォームサイトの施工事例集
・InstagramなどのSNS
・住宅展示場、モデルルームの見学

気に入った事例が見つかったら、「どこに何色を使っているか」「付帯部(雨樋・窓枠・軒天)は何色か」に着目して見てみましょう。自分の家と構造が似た事例を探すと、よりイメージが具体化します。

3-2. 色の「好みのイメージ」を言語化する

事例を見ながら、自分が「どんなイメージのお家にしたいのか」を言語化してみましょう。

色はそれぞれ与える印象が異なります。「落ち着いて安らげるお家」、「スタイリッシュでおしゃれなお家」、「上品で知的なお家」など様々な印象を与えることができます。まずは、お家をどんな雰囲気にしたいかで色を絞り込んでみましょう。

3-3. 色の組み合わせを決める

お家のイメージを決めた後は「どんな色を使って、どのように組み合わせるか」を考えることをおすすめします。

似た特徴(色の温度感)を持つもの同士を選ぶことで調和しやすくなります。

また、コントラストの差でも大きく印象が変わります。

・コントラストの差が大きいとメリハリがつき、モダンな印象に
・コントラストの差が小さいと落ち着いた優しい印象に

この時に「ツートンで塗り分ける予定がない」場合でも「屋根や付帯部(軒や雨どいなど)の色との調和」も考える必要があります。

3-4. 塗り分け方を決める

塗分けの方法でも大きく印象が変わります。

縦に塗り分けることで
・高さを演出
・スタイリッシュな印象になりやすい
・お家の形状に合わせた塗り分けになるため、デザイン性が高くなることもある
といった魅力があります

横に塗り分ける際は
・下に濃色を配置すれば、安定感が出て落ち着いた印象に
・上に濃色を配置すれば、個性的な印象に
といった印象の変化を出すことができる魅力があります。

塗分けを行う際は「配色の比率を7:3」にすることで、ベースの色の印象を損なわず、かつ単調なイメージになりにくくすることができます。

3-5. カラーシミュレーションで試すのもおすすめ

実際の外壁に色を当てはめたカラーシミュレーションを活用すると、仕上がりのイメージがしやすくなります。
施工店が対応していることが多いので、気になる色が絞れた段階でぜひ依頼してみましょう。

カラーシミュレーションについて詳しく知りたい方へ カラーシミュレーションの種類・使い方・注意点については、別記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
【関連記事:外壁塗装のカラーシミュレーションとは?無料ツールの種類・使い方・色選びの注意点まで解説

まとめ

今回は外壁塗装の人気色・オススメ色を紹介しました。

・外壁塗装の人気色には「色褪せしにくい」「汚れが目立ちにくい」「街並みになじむ」という共通した理由がある
・人気色の大枠(白・グレー・ベージュ・ブラウン系)は長年変わらないが、2026年は「グレー・グレイッシュカラー」への移行が鮮明になっている
・1位はブロークンホワイト、注目株はパールグレイ(13位→7位)・バーチグレイ(14位→10位)
・色選びは「事例を見る→イメージを言語化→組み合わせを決める」という順番で進めると後悔しにくい

人気色を知った上で、自分の家のデザインや好みに合った色を選ぶことが、後悔のない色選びへの近道です。迷ったときは、まず施工事例を多く見ることから始めてみてください。