外壁のコーキングのひび割れ(メイン)

【結論|外壁コーキングのひび割れは、早めに専門業者へ補修を依頼することが大切です】

外壁を見たとき、コーキング(シーリング)にひび割れを見つけて不安になっていませんか?

コーキングのひび割れを放置すると、雨水が外壁材に浸み込み、腐食やカビ、最終的には雨漏りにつながるリスクがあります。
早めに状態を確認し、適切に補修することが、大切なお家を守ることへとつながります。

この記事でわかること

◯外壁コーキングがひび割れる原因
◯放置した場合に生じるリスク
◯補修方法と費用相場の目安
◯専門業者に依頼すべき理由とタイミング

この記事が役立つ方

◯外壁のコーキングにひび割れを見つけた方
◯補修が必要かどうか判断に迷っている方
◯コーキング補修の費用相場を知りたい方
◯外壁塗装とあわせて補修を検討している方

1. 外壁コーキングとは?基本と役割を知ろう

1-1. コーキング(シーリング)の基本知識

コーキングとは、外壁の目地(継ぎ目)や開口部まわりに充填されるゴム状の素材のことです。
「シーリング」とも呼ばれ、どちらも同じものを指します。

コーキングの主な役割は、以下の3つです。

◯雨水の浸入を防ぐ防水機能
◯外壁材どうしの衝撃を吸収する緩衝機能
◯外壁材のズレや動きに追従する柔軟性の確保

コーキング材はゴム状で柔軟性があるため、地震や強風による建物の揺れにも対応できます。
しかし、時間の経過とともに劣化し、硬くなってひび割れが生じやすくなります。

コーキングの耐用年数は一般的に5~10年前後が目安とされています。
定期的な点検とメンテナンスが、外壁を長持ちさせるうえで重要です。

1-2. 外壁のどこにコーキングが使われているか

コーキングが使用されている箇所は、住宅によって異なります。
主な使用箇所は以下の通りです。

◼外壁材と外壁材の継ぎ目
コーキングのひび割れ事例1

外壁材がサイディング(窯業系・金属系)やALCパネルの場合、外壁材どうしの継ぎ目にコーキングが充填されています。
この部分は「コーキング目地」とも呼ばれます。

◼窓・ドアなどの開口部まわり
外壁の接合部分

窓(サッシ)やドア、インターフォン、換気口などと外壁との接合部分にもコーキングが使われています。
雨水が建物内部に浸入しないよう、隙間を埋める重要な役割を担っています。

2. 外壁コーキングのひび割れ|具体例と2つの原因

2-1. 写真で見るコーキングのひび割れの種類

外壁コーキングのひび割れには、いくつかの種類があります。
代表的なものを確認しておきましょう。

表面のひび割れ:コーキング表面に細かいひびが入った状態
コーキングのひび割れ事例2
深部へのひび割れ:ひびがコーキングの内部まで達している状態
コーキングのひび割れ事例3
剥離(はくり):コーキングが外壁材から浮いたり、はがれたりしている状態
コーキングが剥離した様子
欠落:コーキング材が部分的に脱落している状態

ひび割れの進行度合いによって、補修の緊急度が変わります。
「ひび割れているかどうか分からない」という場合も、早めにプロに診てもらうことをおすすめします。

2-2. 原因①:コーキングの経年劣化

外壁コーキングのひび割れの多くは、経年劣化が原因です。

コーキング材はゴム状の素材でできており、施工直後は柔軟性があります。
しかし、紫外線・雨・熱・寒暖差などの影響を受け続けることで、少しずつ劣化が進行します。

劣化が進んだコーキングは硬化し、柔軟性を失います。
そこに建物の揺れや振動(車・電車・地震など)が加わることで、ひび割れが発生します。

コーキングを施工してから数年後にひび割れが生じた場合は、経年劣化が原因である可能性が高いです。
外壁コーキングのひび割れのほとんどは、この経年劣化が原因とされています。

2-3. 原因②:コーキングの施工不良

経年劣化以外に、施工不良が原因でひび割れが生じるケースもあります。

施工後すぐ、または数ヶ月~1年以内にひび割れが生じた場合は、施工不良の可能性があります。

施工不良の具体例としては、以下のものが挙げられます。

◯充填するコーキング材の量不足
◯外壁材と相性の良くないコーキング材の選定ミス
◯プライマー(下塗り)の塗布不足や省略
◯施工時の乾燥不良

施工不良によるひび割れは、施工業者の責任となるケースがほとんどです。
施工後すぐにひび割れが発生した場合は、施工した業者に相談することをおすすめします。

3. 外壁コーキングのひび割れを放置するリスク

3-1. 雨水浸入による外壁材の腐食

外壁コーキングにひび割れが生じると、そこから雨水が浸入するようになります。

ひび割れを放置すると、コーキングの状態は悪化する一方です。
雨水が外壁材に浸み込み続けることで、外壁材の腐食が進行します。

特に窯業系サイディングやALCパネルは、水分を吸収しやすい素材です。
雨水が浸み込んだ状態が続くと、外壁材が早々にダメになるリスクがあります。

外壁材の修繕や張り替えは、コーキング補修と比べて費用が大きくなります。
早めの補修が、結果的にコスト面でも有利です。
外壁の塗装作業の様子

3-2. カビ・シロアリ・雨漏りへの発展リスク

ひび割れから浸入した雨水が建物内部にまで入り込むと、さらに深刻な問題に発展するリスクがあります。

カビの発生:湿気がこもりやすい場所にカビが繁殖し、室内環境に悪影響を及ぼす
シロアリの発生:湿った木材はシロアリが好む環境となり、構造材が食害を受ける
雨漏りの発生:天井や壁からの雨漏りが起き、内装材や家具にも被害が及ぶ

これらの問題が建物の躯体(くたい)にまで及ぶと、住宅の耐久性が著しく低下します。
最悪の場合、建物の寿命を大幅に縮めることにもなりかねません。

コーキングのひび割れは「小さいから大丈夫」と判断せず、早めに対処することが重要です。

4. 外壁コーキングのひび割れ|補修が必要か判断する方法

4-1. 自分でひび割れの状態を確認する目安

まずは自分の目で外壁のコーキング状態を確認してみましょう。
以下のような症状が見られる場合は、補修が必要なサインです。

◯コーキング表面に細かいひびが多数入っている
◯コーキングが外壁材からはがれている(剥離)
◯コーキング材が部分的に欠落している
◯コーキングを触ると粉状のものが付く(チョーキング)
◯コーキングが著しく硬化・収縮している

ただし、高所のコーキング状態は地上からでは確認しにくい場合があります。
自分での確認に限界を感じたら、プロの診断を活用しましょう。

4-2. 迷ったらプロに診断してもらうのがおすすめ

「補修が必要なのか判断できない」「ひび割れの深刻度が分からない」という場合は、プロに診断してもらうのが確実です。

プロに診断してもらうことで、以下のことが分かります。

◯ひび割れの進行具合と補修の必要有無
◯補修が必要な時期の目安
◯補修にかかる費用(見積額)
◯コーキング補修以外に必要な追加補修の有無

多くの塗装業者では、外壁診断を無料で行っています。
「まだ大丈夫かな」と思っていても、専門家の目で確認してもらうことで、安心感が得られます。

5. 外壁コーキングのひび割れ補修方法と費用相場

5-1. 補修方法①:コーキングの打ち替え

コーキングの打ち替えとは、既存のコーキングをすべて取り除き、新しいコーキングを充填する補修方法です。

ひび割れの補修方法として、最も一般的で確実な方法です。
既存のコーキングを根本から取り除くため、補修後の耐久性が高く、長持ちします。

打ち替えの工事手順は以下の通りです。

  1. 既存のコーキングにカッターで切り込みを入れて取り除く
  2. バックアップ材またはボンドブレーカーを施工する
  3. マスキングテープで養生する
  4. プライマー(下塗り材)を塗布する
  5. コーキング材をコーキングガンで充填する
  6. ヘラでコーキング材を平滑にならす
  7. マスキングテープをはがして完成

5-2. 補修方法②:コーキングの増し打ち

コーキングの増し打ちとは、既存のコーキングの上から新しいコーキングを重ねて充填する補修方法です。

打ち替えと比べて工事の手間が少なく、費用を抑えられるというメリットがあります。
ただし、既存のコーキングの劣化状態によっては、増し打ちが適さない場合もあります。

外壁材の種類やコーキングの使用箇所によって、打ち替えと増し打ちのどちらが適切かが変わります。
どちらの方法が適しているかは、プロに診断してもらったうえで判断することをおすすめします。

5-3. 補修費用の相場一覧

業者に依頼した場合のコーキング補修費用の相場は以下の通りです。

補修方法費用相場
コーキングの打ち替え900〜1,500円/m
コーキングの増し打ち500〜1,000円/m

※高所作業が必要な場合は、別途足場費用がかかります。
足場費用の相場は600〜1,000円/㎡程度が目安です(建物の規模や形状によって異なります)。

コーキングのひび割れ補修を単独で行う場合と、外壁塗装とあわせて行う場合では、トータルコストが変わります。
次の章で詳しく解説します。

5-4. DIYより専門業者に依頼すべき理由

診断の説明をする様子
「費用を抑えたいからDIYで補修したい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、外壁コーキングの補修は、専門業者への依頼をおすすめします。

その理由は主に2つあります。

◼専門的な知識が必要なため

コーキング補修には、以下のような専門知識が必要です。

◯外壁材と相性の良いコーキング材の選定
◯正しい施工手順の遵守
◯プライマーの適切な塗布
◯乾燥時間の管理

知識不足のまま施工すると、早期に不具合が再発するリスクがあります。
コーキング材の種類を誤って選ぶと、外壁材との密着が不十分になることもあります。

◼高所作業には危険が伴うため

多くの住宅では、高所にもコーキングが使用されています。
脚立や足場なしでの高所作業は、墜落・転落のリスクがあり大変危険です。

以下の条件を両方満たす場合のみ、DIYでの補修を慎重に検討してください。

◯補修が必要なコーキング箇所が部分的である
◯補修箇所が地面から手の届く範囲にある

どちらか一つでも当てはまらない場合は、プロへの依頼を強くおすすめします。

6. 外壁塗装とコーキング補修をいっしょに行うメリット

経年劣化が原因でコーキングにひび割れが生じている場合、外壁塗装とコーキング補修を同時に実施することをおすすめします。

その理由は、コーキングが経年劣化でひび割れるタイミングと、外壁塗装が必要な時期がほぼ重なるためです。
両方をまとめて行うことで、以下のメリットが得られます。

6-1. 手間・時間を省ける

コーキング補修と外壁塗装を別々に実施する場合、それぞれで業者探し・見積もり依頼・工事対応が必要になります。

同時に実施すれば、これらの手間が単純計算でおよそ半分になります。
工事回数も1回で済むため、生活への影響も最小限に抑えられます。

6-2. 足場費用が1回分で済み、費用を抑えられる

コーキング補修工事にも外壁塗装工事にも、高所作業のための足場の設置が必要です。

別々に行うと足場費用が2回分かかりますが、同時に行えば1回分で済みます。
足場費用はまとまった金額になるため、同時施工によるコスト削減効果は大きいです。

外壁のコーキングにひび割れが見られる場合は、外壁塗装の時期も合わせて確認してみましょう。
プロに診断を依頼すれば、現在の外壁の状態と必要なメンテナンス内容をまとめて確認できます。

7. まとめ|外壁コーキングのひび割れは早めの対処が大切

この記事では、外壁コーキングのひび割れについて以下の内容を解説しました。

◯コーキングのひび割れの原因は「経年劣化」と「施工不良」の2つ
◯放置すると雨水浸入・外壁材の腐食・雨漏りなどに発展するリスクがある
◯補修方法は「打ち替え」と「増し打ち」の2種類
◯補修費用の相場は打ち替えが900~1,500円/m、増し打ちが500~1,000円/m
◯DIYより専門業者への依頼が安心・確実
◯外壁塗装とあわせて実施すると手間・費用の両面でお得

コーキングのひび割れは、放置すればするほど補修の範囲が広がり、費用もかかりやすくなります。
「少しのひび割れだから大丈夫」と思わず、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

まずはプロによる無料診断を活用して、現在のコーキングと外壁の状態を確認してみましょう。

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