
外壁塗装の見積もりを初めて取ったものの、「この金額は妥当なのか?」「どの業者を選べばいいのか?」と迷っていませんか?
【結論|見積もりは金額だけでなく内容の精査が重要】
外壁塗装の見積もりには「良い見積もり」と「悪い見積もり」があり、見積書の内容を正しく理解することで、信頼できる業者かどうかを見極めることができます。この記事では、見積書の正しい見方から適正価格の判断基準、業者選びのコツまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
この記事で分かること
◯見積もりを取る際に押さえるべき3つの基本
◯見積書の4つのチェックポイントと正しい見方
◯外壁塗装の費用相場と見積もり項目の内訳
◯相見積もりで失敗しないための5つのコツ
◯信頼できる業者を見極める具体的な判断基準
この記事が役立つ方
◯外壁塗装の見積もりを初めて取る方
◯複数の見積もりを比較して業者を選びたい方
◯見積書の内容が理解できず不安な方
◯適正価格かどうか判断できない方
◯信頼できる業者の選び方を知りたい方
それでは、外壁塗装の見積もりで失敗しないための具体的なポイントを見ていきましょう。
目次
1. 外壁塗装の見積もりで押さえるべき3つの基本
外壁塗装の見積もりを取る際、多くの方が「何から始めればいいのか」と迷われます。まずは、見積もりを取る上での基本的なポイントを押さえましょう。
1-1. 相見積もりは必ず3社以上から取る
外壁塗装の相見積もりは、適正価格を知るための重要なステップです。
相見積もりが必要な理由
◯ 適正価格の相場感が掴める
◯ 各業者のサービス内容を比較できる
◯ 極端に高い・安い見積もりを見抜ける
◯ 交渉の材料になる
「絶対にこの業者に依頼したい」という強い希望がある場合を除いて、必ず3社程度から相見積もりを取りましょう。業者によって使用する塗料、サービス内容、金額は大きく異なります。
相見積もりの理想的な社数
・最低でも3社
・多くても5社程度(それ以上は比較が煩雑になる)
ただし、相見積もりを取る際は、すべての業者に同じ条件を提示することが重要です。条件が異なると正確な比較ができません。
1-2. 見積書は金額だけでなく内容を精査する
見積書を受け取ったとき、つい総額だけに目が行きがちです。しかし、金額だけで判断するのは危険です。
見積書で必ずチェックすべきポイント
◯ 使用する塗料のメーカー名と商品名
◯ 塗装面積の算出方法と根拠
◯ 各工程の詳細な内訳
◯ 保証内容とアフターフォロー
◯ 工事期間と工程表
安い見積もりには理由があります。使用する塗料のグレードが低い、必要な工程が省かれている、アフターフォローが不十分など、安さの背景を必ず確認しましょう。
逆に、極端に高い見積もりも要注意です。不必要な工事が含まれていたり、中間マージンが多く上乗せされていたりする可能性があります。
1-3. 現地調査の丁寧さが良い業者の証
見積もりの精度は、現地調査の丁寧さに比例します。
信頼できる業者の現地調査の特徴
◯ 外壁の劣化状況を詳細に確認する
◯ 写真や動画で記録を取る
◯ 測定器具を使って正確に計測する
◯ 調査時間が30分~1時間程度かかる
◯ 調査結果を書面で報告する
「訪問してすぐに見積もりを出す」「図面だけで見積もりを作成する」という業者は、正確な見積もりができていない可能性が高いです。

現地調査では、外壁の劣化状況、ひび割れの有無、塗装面積、周辺環境(足場の設置スペースなど)を確認します。この調査が不十分だと、後から「追加費用が必要です」と言われるトラブルにつながります。
2. 見積書の正しい見方と4つのチェックポイント
見積書を受け取ったら、以下の4つのポイントを必ずチェックしましょう。これらは、見積もりの良し悪しを判断する重要な基準です。
2-1. 塗料メーカー名と商品名が明記されているか
見積書に「シリコン塗料」とだけ書かれていたら要注意です。
塗料の記載で確認すべき項目
◯ メーカー名(例:日本ペイント、関西ペイントなど)
◯ 商品名(例:ファインシリコンフレッシュ、セラMシリコンIIIなど)
◯ 塗料のグレード(例:シリコン樹脂、フッ素樹脂など)

同じ「シリコン塗料」でも、メーカーや商品によって性能も価格も大きく異なります。商品名が明記されていれば、インターネットで性能や価格相場を調べることができます。
良い見積書の例
・外壁塗装(下塗り):日本ペイント ファインパーフェクトシーラー
・外壁塗装(中塗り・上塗り):日本ペイント ファインシリコンフレッシュ
悪い見積書の例
・外壁塗装:シリコン塗料 一式

メーカー名や商品名が記載されていない場合は、業者に必ず確認しましょう。明確な回答がない業者は避けたほうが安全です。
2-2. 塗料の使用缶数は適正か
塗料には、メーカーが定める「基準塗布量」があります。この基準を守らないと、塗料本来の性能が発揮されません。
基準塗布量とは
・塗料メーカーが推奨する1㎡あたりの塗布量
・これを下回ると耐久性が低下する
・カタログや技術資料に記載されている
見積書に使用缶数が記載されていれば、以下の計算で適正かどうか確認できます。
計算式
必要缶数 = 塗装面積(㎡) × 基準塗布量(kg/㎡) ÷ 1缶あたりの容量(kg)
例えば、
塗装面積が150㎡、基準塗布量が0.3kg/㎡、1缶15kgの塗料の場合:
150㎡ × 0.3kg/㎡ ÷ 15kg = 3缶(3回塗りなので合計9缶必要)
使用缶数が少ない見積もりは、塗料を薄めて使う「施工不良」のリスクがあります。必ず確認しましょう。
2-3. 塗装面積の算出根拠は明確か
塗装面積は、外壁塗装の見積もりにおける最も重要な数値です。
注意すべき面積の表記
◯ 「坪数」での表記は不正確
・坪数は床面積であり、外壁の面積ではない
・実際の塗装面積とは大きく異なる
◯ 正しい塗装面積の算出方法
・外壁の各面を実測して計算
・窓やドアなどの開口部を差し引く
・「外壁面積(㎡)」で表記される
塗装面積の確認方法
複数の見積書を比較すると、塗装面積が業者ごとに異なることがあります。この場合、各業者に「どのように測定したのか」を必ず確認しましょう。
・メジャーで実測したか
・図面から算出したか
・概算で出したか
実測に基づいた塗装面積が最も信頼できます。図面がある場合は、図面と実測を照らし合わせて確認するのが理想的です。
2-4. 「一式」表記の内訳を確認する
見積書に「◯◯工事 一式」という表記があったら、必ず内訳を確認しましょう。
「一式」に含まれる可能性のある項目
◯ 足場設置・解体
◯ 高圧洗浄
◯ 養生作業
◯ ケレン作業(下地処理)
◯ コーキング補修
◯ 付帯部塗装(雨樋、軒天など)
「一式」という表記は便利ですが、「何がどこまで含まれているのか」が不明確になりがちです。
確認すべきポイント
・どの工事が含まれているのか
・どの範囲まで施工されるのか
・追加費用が発生する可能性はあるか
「ここは工事に含まれていません」と言われてからでは手遅れです。契約前に必ず確認し、できれば書面で明記してもらいましょう。
3. 外壁塗装の見積もり項目と費用相場
外壁塗装の見積もりは、複数の項目で構成されています。各項目の内容と費用相場を理解しておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
3-1. 見積書を構成する8つの項目
外壁塗装の見積書は、一般的に以下の項目で構成されています。
主な見積もり項目
| プロジェクト | コンテンツ | 必要性 |
|---|---|---|
| 足場設置・解体 | 作業用の足場を組む費用 | しなければならない |
| 高圧洗浄 | 外壁の汚れを洗い流す作業 | しなければならない |
| 健康維持 | 塗装しない部分を保護する作業 | しなければならない |
| 下地処理 | ひび割れ補修やケレン作業 | しなければならない |
| 下塗り | 塗料の密着性を高める工程 | しなければならない |
| 中塗り・上塗り | 仕上げの塗装 | しなければならない |
| 付帯部塗装 | 雨樋、軒天、破風板などの塗装 | 必要に応じて |
| 諸経費 | 現場管理費、廃材処理費など | 一般的な |
これらの項目が適切に計上されているかを確認しましょう。必要な工程が抜けていると、後から追加費用が発生したり、施工不良につながったりします。
3-2. 塗料別の費用相場と耐久年数
使用する塗料によって、費用と耐久性は大きく変わります。
塗料グレード別の費用相場
| 塗料の種類 | 耐久年数 | 単価相場(㎡) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アクリル塗料 | 5~7歳 | 1,000~1,500円 | 最も安価だが耐久性が低い |
| ウレタン塗料 | 7~10年 | 1,500~2,000円 | バランス型、現在は主流でない |
| シリコン塗料 | 10~15年 | 2,000~3,500円 | コストと性能のバランスが良い |
| ラジカル制御型塗料 | 2012-2016 | 2,500~4,000円 | 高耐候性、近年人気 |
| フッ素塗料 | 15~20年 | 3,500~5,000円 | 高価だが最も耐久性が高い |
| 無機コーティング | 20~25歳 | 4,500~6,000円 | 最高級、長期的にはコスパ良 |
塗料選びのポイント
◯ 今後の居住予定期間を考慮する
◯ 初期費用と長期的なコストを比較する
◯ 環境(日当たり、立地など)に合わせて選ぶ
例えば、あと10年程度住む予定ならシリコン塗料、20年以上住むならフッ素塗料や無機塗料がおすすめです。
3-3. 工事項目ごとの単価相場
各工事項目の単価相場を知っておくと、見積もりの妥当性を判断できます。
主要項目の単価相場
| プロジェクト | 単位 | 単価相場 |
|---|---|---|
| 足場設置・解体 | ㎡ | 700~1,000円 |
| 高圧洗浄 | ㎡ | 150~300円 |
| 健康維持 | ㎡ | 250~400円 |
| 下地処理(ケレン) | ㎡ | 200~500円 |
| シーリング打ち替え | メートル | 900~1,500円 |
| シーリング増し打ち | メートル | 500~1,000円 |
| 下塗り | ㎡ | 600~1,000円 |
| 中塗り・上塗り(各) | ㎡ | 塗料による(上記参照) |
| 軒天塗装 | ㎡ | 1,000~1,500円 |
| 雨樋塗装 | メートル | 400~800円 |
| 破風板塗装 | メートル | 500~1,000円 |
注意点
・地域や業者の規模によって価格は変動する
・上記はあくまで目安であり、絶対的な基準ではない
・極端に安い場合は、品質や工程に問題がある可能性がある
複数の見積もりを比較する際は、各項目の単価を見比べましょう。総額だけでなく、項目ごとの単価が相場内に収まっているかを確認することが重要です。
4. 相見積もりで失敗しない5つのコツ
相見積もりは、適正価格を知り、信頼できる業者を選ぶための重要なステップです。しかし、やり方を間違えると、かえって混乱してしまうこともあります。

4-1. 同じ条件で複数社に依頼する
相見積もりで最も大切なのは、「同じ条件」で各業者に見積もりを依頼することです。
統一すべき条件
◯ 使用する塗料のグレード(例:シリコン塗料)
◯ 塗装する範囲(外壁のみ、屋根も含む、など)
◯ 希望する工期
◯ 予算感(ある場合)
◯ 保証内容の希望
条件がバラバラだと、正確な比較ができません。例えば、A社にはシリコン塗料、B社にはフッ素塗料で見積もりを依頼すると、価格差の原因が「業者の違い」なのか「塗料の違い」なのか分からなくなります。
依頼時のポイント
「シリコン塗料で外壁のみの塗装をお願いします」など、具体的な条件を伝えましょう。また、「相見積もりを取っている」ことを正直に伝えても問題ありません。
4-2. 極端に安い・高い見積もりには要注意
相見積もりを取ると、業者によって金額に大きな差が出ることがあります。
極端に安い見積もりのリスク
◯ 必要な工程が省かれている
◯ 塗料を薄めて使用する「手抜き工事」の可能性
◯ 下請けに丸投げし、品質管理が不十分
◯ 後から追加費用を請求される
◯ アフターフォローや保証が不十分
極端に高い見積もりの理由
◯ 不必要な工事が含まれている
◯ 中間マージンが多く上乗せされている
◯ 高品質な塗料や特殊な工法を使用している
◯ 充実した保証やアフターフォローが含まれている
安い見積もりや高い見積もりが必ずしも悪いわけではありません。ただし、極端な価格には必ず理由があります。その理由を業者に確認し、納得できる説明があるかどうかを判断しましょう。
目安
3社の見積もりの平均値から±20%以内に収まっているのが理想的です。それを超える場合は、慎重に検討してください。
4-3. 見積もり内容の比較ポイント
見積書を比較する際は、以下のポイントに注目しましょう。
比較すべき6つのポイント
◯ 使用する塗料
・メーカー名と商品名が明記されているか
・各社で同じグレードの塗料を提案しているか
◯ 塗装面積
・各社で大きな差はないか
・実測に基づいているか
◯ 工程の詳細
・必要な工程がすべて含まれているか
・「一式」表記の内訳は明確か
◯ 保証内容
・保証期間はどのくらいか
・保証の範囲(塗膜の剥がれ、色あせなど)
・自社保証か、第三者保証か
◯ 工事期間
・現実的なスケジュールか
・雨天時の対応はどうなるか
◯ アフターフォロー
・定期点検はあるか
・不具合があった場合の対応
見積書を並べて、項目ごとに比較表を作成すると分かりやすくなります。
4-4. 値引き交渉のタイミングと注意点
相見積もりを取ると、値引き交渉の余地が生まれることがあります。

値引き交渉のタイミング
◯ 複数の見積もりを比較した後
◯ 依頼したい業者が決まりかけているとき
◯ 契約前の最終段階
値引き交渉の方法
・「A社はこの価格でしたが、御社で同じ条件で対応できますか?」
・「予算が◯◯万円なので、この範囲で対応可能でしょうか?」
注意すべき点
過度な値引きを要求すると、品質が犠牲になる可能性があります。また、値引き幅が大きい場合は、「最初から高めに見積もっていた」可能性もあります。
値引き額よりも、「この業者に任せて安心か」「提案内容に納得できるか」を重視しましょう。
4-5. 契約前に必ず確認すべき事項
見積もりに納得し、業者を決めたら、契約前に以下の点を必ず確認しましょう。
契約前の最終チェックリスト
◯ 見積書の内容
・すべての項目を理解できているか
・不明な点はないか
◯ 契約書の内容
・工事内容、期間、支払い条件が明記されているか
・保証内容が文書化されているか
◯ 保証書の発行
・保証書はいつ発行されるか
・保証の範囲と期間を確認
◯ 工事スケジュール
・着工日と完了予定日
・雨天時の対応
◯ 近隣への対応
・挨拶回りは誰が行うか
・騒音や匂いへの配慮
◯ トラブル時の対応
・不具合があった場合の連絡先
・アフターフォローの体制
不明な点や不安な点は、契約前にすべて解消しておきましょう。口頭での約束は必ず書面に残してもらうことが重要です。
5. 見積もりから判断する信頼できる業者の特徴
見積もりの内容や対応から、信頼できる業者かどうかを見極めることができます。
5-1. 丁寧な現地調査を行う業者
現地調査の丁寧さは、業者の信頼性を測る重要な指標です。
信頼できる業者の現地調査
◯ 調査にかける時間
・最低でも30分~1時間程度
・すぐに見積もりを出す業者は要注意
◯ 調査の内容
・外壁の劣化状況を細かくチェック
・ひび割れ、塗膜の剥がれ、カビ、コケなどを確認
・屋根や雨樋などの付帯部も確認
◯ 記録の取り方
・写真や動画で記録を残す
・測定器具を使って正確に計測
・図面がある場合は照合する
◯ 診断結果の報告
・調査結果を写真付きで報告
・劣化の原因や今後のリスクを説明
・補修が必要な箇所を明確に示す
現地調査が雑な業者は、見積もりも不正確になりがちです。調査時の対応をしっかり観察しましょう。
5-2. 診断結果を写真付きで報告する業者
口頭での説明だけでなく、写真や図を使って視覚的に説明してくれる業者は信頼できます。

写真付き報告のメリット
◯ 劣化状況を具体的に理解できる
◯ 補修の必要性を納得できる
◯ 施工前後の比較ができる
◯ 記録として残せる
報告書に含まれるべき内容
・外壁の劣化箇所の写真
・ひび割れやカビの状態
・補修が必要な理由
・推奨する工事内容
・放置した場合のリスク
写真付きの報告書があれば、複数の業者を比較する際にも役立ちます。また、「本当に工事が必要なのか」を客観的に判断できます。
5-3. 診断に基づいた提案をする業者
現地調査の結果を踏まえて、適切な提案をしてくれる業者を選びましょう。

信頼できる業者の提案
◯ 必要な工事と不要な工事を明確に区別
・「今すぐ必要」「数年後でも可」など優先順位をつける
・不必要な工事を無理に勧めない
◯ 複数のプランを提示
・予算に応じた選択肢を提案
・塗料のグレード別にプランを用意
◯ メリットとデメリットを説明
・各プランの長所と短所を明確に説明
・リスクを隠さない
◯ 質問に丁寧に答える
・専門用語を分かりやすく説明
・納得するまで何度でも対応
「これしかない」と一つのプランだけを強く勧める業者や、不安を煽って高額な契約を迫る業者には注意しましょう。
5-4. アフターフォロー体制が明確な業者
外壁塗装は、施工後のアフターフォローがとても重要です。
確認すべきアフターフォロー
◯ 定期点検の有無
・施工後1年、3年、5年などの定期点検
・点検内容と費用(無料か有料か)
◯ 保証内容
・保証期間(一般的に5~10年)
・保証の範囲(塗膜の剥がれ、ひび割れなど)
・自社保証か第三者保証か
◯ トラブル時の対応
・連絡先(電話、メール、LINEなど)
・対応スピード(24時間以内、など)
・応急処置の体制
◯ 記録の保管
・施工写真や使用塗料の記録
・工事完了報告書の発行
アフターフォローが充実している業者は、施工に自信を持っている証拠です。保証内容は必ず書面で確認し、保証書を受け取りましょう。
6. 見積もりでよくある失敗事例と対策
実際に外壁塗装を経験した方の失敗事例から学び、同じミスを避けましょう。
6-1. 安さだけで業者を選んで後悔したケース
失敗例
「3社から見積もりを取り、最も安かったA社に依頼しました。しかし、施工後わずか2年で塗膜が剥がれてしまい、A社に連絡したところ『保証対象外』と言われました。結局、再塗装で余計な費用がかかってしまいました。」
理由
◯ 安い見積もりの理由を確認しなかった
◯ 使用する塗料の品質を確認しなかった
◯ 保証内容を十分に理解していなかった
◯ 施工実績や評判を調べなかった
対策
・安い理由を必ず確認する
・使用する塗料のメーカー名と商品名をチェック
・保証内容を書面で確認
・施工事例や口コミを事前に調査
・「安さ」よりも「適正価格」を重視
6-2. 追加費用が発生したケース
失敗例
「見積もり時には80万円と言われましたが、工事が始まってから『外壁の下地が予想以上に傷んでいるため、追加で30万円必要です』と言われました。断ることもできず、結局110万円支払うことになりました。」
理由
◯ 現地調査が不十分だった
◯ 見積もりに「追加費用が発生する可能性」が明記されていなかった
◯ 下地処理の費用が含まれていなかった
対策
・現地調査を丁寧に行う業者を選ぶ
・見積もりに「一式」が多い場合は内訳を確認
・「追加費用が発生する可能性はあるか」を契約前に確認
・追加費用が発生する条件を書面で明記してもらう
・下地処理費用が見積もりに含まれているか確認
6-3. 施工不良が見つかったケース
失敗例
「施工後、塗りムラや塗り残しが多数見つかりました。業者に指摘しましたが、『これは仕様です』と取り合ってもらえず、泣き寝入りすることになりました。」
理由
◯ 施工中の確認を怠った
◯ 完了検査を行わなかった
◯ 工事写真の記録がなかった
◯ 契約書に品質基準が明記されていなかった
対策
・施工中も定期的に進捗を確認する
・各工程の写真を撮影してもらう
・完了時に必ず現場で確認する
・不具合があればその場で指摘し、書面に残す
・第三者検査を依頼する(有料だが安心)
・契約書に「手直し対応」を明記してもらう
7. まとめ|適正な見積もりで満足のいく外壁塗装を
外壁塗装の見積もりは、単なる価格の比較ではありません。見積書の内容を正しく理解し、信頼できる業者を選ぶための重要なステップです。
この記事の重要ポイント
◯ 相見積もりは必ず3社以上から取る
・同じ条件で依頼することが重要◯ 見積書は4つのポイントでチェック
・塗料のメーカー名と商品名
・塗料の使用缶数
・塗装面積の算出根拠
・「一式」表記の内訳
◯ 費用相場を把握する
・塗料グレードによる耐用年数と価格の違い
・工事項目ごとの単価相場
・極端に安い・高い見積もりには要注意
◯ 信頼できる業者の特徴
・丁寧な現地調査
・写真付きの診断報告
・診断に基づいた適切な提案
・明確なアフターフォロー体制
◯ よくある失敗事例から学ぶ
・安さだけで選ばない
・追加費用の可能性を事前確認
・施工中・完了時の確認を怠らない
外壁塗装は大きな投資です。焦らず、複数の業者をじっくり比較し、納得のいく選択をしましょう。見積もりの段階で疑問や不安があれば、遠慮せずに業者に質問してください。丁寧に答えてくれる業者こそが、信頼できるパートナーです。
適正な見積もりと信頼できる業者選びで、あなたの大切な住まいを長く美しく守りましょう。
