豊田市の

豊田市で外壁塗装を検討している方にとって、自治体の助成金・補助金制度が利用できれば、大きな費用負担の軽減につながります。ただし、申請は工事着工前であったり、市指定業者への依頼が必要であったりなど、事前に知っておかないといけないポイントも多いです。
この記事では、豊田市が実施している助成金・補助金制度の概要から、対象条件や申請に必要な書類・ステップ、そして助成金以外に外壁塗装費用を軽減する方法までをわかりやすく解説します。外壁塗装にかかるコストを少しでも抑えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. 2025年度の豊田市の外壁塗装に関する助成金・補助金制度
豊田市で実施している助成金・補助金制度は3件あります。
詳しくは以下の表をご参照ください。
※ 申請受付期間内であっても、予算が尽き次第終了となる可能性がありますのでご注意ください。
制度名 | 住宅・建築物土砂災害対策改修補助事業 |
助成金額 | 工事費用の23% ※上限77万2,000円 |
申請期間 | 令和6年4月1日~令和7年2月末日(実績報告書提出期限) |
対象者 | ・土砂災害特別警戒区域内にあり、 区域指定前から建てられている居室を有する住宅および建築物であること ・土砂災害に対する構造耐力上の安全性を有していないこと ・土砂災害対策改修の結果、土砂災害に対して安全な構造となること |
対象工事 | ・防護壁の設置工事 ・外壁の改修工事 |
問い合わせ | 都市整備部 建築相談課 〒471-8501 愛知県豊田市西町3丁目60番地 TEL:0565-34-6649 |
公式サイト | https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/bousaibouhan/bousaishien/1013899/1021663.html |
制度名 | 一般耐震改修工事費補助事業 |
助成金額 | ・耐震補強設計:上限20万円 ・一般耐震改修工事:上限115万円 ・段階的耐震改修工事:上限60万円 ・解体工事:工事費用の23% ※上限52万円 ・耐震シェルター等整備工事:上限30万円 |
申請期間 | ー(実績報告書は申請年度の2月末日までに提出) |
対象者 | ・昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅であること ・階数が2以下であること ・耐震診断の結果、倒壊の可能性があると判定された住宅であること |
対象工事 | ・木造住宅の解体工事 ・耐震補強設計 ・一般耐震改修工事 ・段階的耐震改修工事 ・耐震シェルター等整備工事 |
問い合わせ | 建築相談課 〒471-8501 愛知県豊田市西町3丁目60番地 (豊田市役所西庁舎4階) TEL:0565-34-6649 |
公式サイト | https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/bousaibouhan/bousaishien/1013899/1002571.html |
制度名 | 住宅省エネ改修補助制度 |
助成金額 | 工事費用の4/5 ※上限70万円 |
申請期間 | 令和7年5月1日(木)~令和8年2月16日(月)※予算額に達し次第受付終了 |
対象者 | ・市内に住宅(戸建て・共同住宅・マンション)を所有し、自ら居住していること ・豊田市税の滞納がないこと ・暴力団員ではないこと、暴力団又は暴力団と密接な関係を有しないこと |
対象工事 | ・ 開口部の断熱化工事 ・躯体の断熱化工事 ・設備の効率化工事 ・その他の関連工事 |
問い合わせ | 環境部 環境政策課 〒471-8501愛知県豊田市西町3-60 TEL:0565-34-6650 |
公式サイト | https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/kankyou/hojokin/1058157.html |
2. 助成金・補助金申請の基本条件
外壁塗装を含むリフォームに関する助成金や補助金を受け取るためには、共通として以下のような基本的な条件がありますので注意してください。
申請期間内&工事開始前に申請が必要
受付期間を過ぎた申請や、すでに着工済みの工事は助成・補助の対象外になる場合が多いです。
申請予定内の業者に依頼して工事を行うこと
多くの自治体で、市内登録業者や市が認定した業者による施工が要件となっています。
税金の滞納がないこと
市税(住民税や固定資産税など)を滞納している場合、助成金・補助金が受けられない可能性があります
この他、工事費用の金額がいくら以上など、地域および制度によって条件がある場合がありますので、詳細は必ず各自治体に確認するようにしましょう。
3. 助成金・補助金の申請から交付までの流れ
助成金や補助金の申請から交付までは、以下のステップが一般的です。ただし、制度によって異なる場合もありますので、詳細は必ず公式情報をご確認ください。
①施工業者に外壁塗装の見積もりを依頼する
・助成金・補助金申請の条件を満たすためには、見積書が必要です
・豊田市の制度では、市内の登録業者・指定業者による施工が求められる場合があります
②助成金・補助金の申請(工事着工前)
・申請書類一式(見積書や納税証明書、本人確認書類など)を提出します
・必要に応じて自治体の窓口へ相談し、不明点を事前に解消しておきましょう
③審査結果の連絡
・受付後、2週間~1ヶ月程度で審査結果が届くのが一般的です
・問題がなければ「交付決定通知」が届きますので、指定された時期以降に工事を始めてください
④外壁塗装工事の開始
・交付決定通知の後に着工します
・工事中の写真などが必要な場合もあるため、指示内容をよく確認しましょう
⑤工事完了後の実績報告書・請求書の提出
・工事が完了したら、指定フォーマットで報告書を作成し、請求書や写真などを提出します
・不備があると助成金・補助金の交付が遅れることがあります
⑥助成金・補助金の交付
・最終的に交付金額が確定し、2週間~1ヶ月程度で指定口座に振り込まれるのが通常です
4. 助成金・補助金以外で外壁塗装を安くする方法
助成金や補助金を活用しても、全額カバーできるわけではありません。より費用を抑えたいという方は、以下も併せて検討しましょう。
地元業者の利用
地域密着型の業者に直接依頼すると、ハウスメーカー等の仲介業者に依頼した場合に発生する中間マージンがかからなくなるため、見積もりが比較的低額になることがあります。
外壁・屋根の同時施工
外壁と屋根を同時に施工することで、 足場設置費用などを一度で済ませられるため、同時に工事することで総費用を削減できることができます。
塗料のグレード選定
目的や予算に応じて、耐久性と価格のバランスが良い塗料を選ぶと、コストパフォーマンスが高まります。なお、助成金対象として指定される塗料がある場合もあるため、必ず確認しておきましょう。
火災保険の利用
風災や雪災の被害による外壁・屋根の損傷などは、火災保険の補償範囲になる場合があります。加入している保険によって適用条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ローン(住宅ローン減税)の利用
ローンで支払いを行うことで、初期費用を抑えることができます。また、一定の条件を満たせば住宅ローン減税・控除の対象となることもあります。
相見積もり&値引き交渉
複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討しましょう。条件次第では値引き交渉が可能な場合もあります。
キャンペーンの利用
塗装業者が独自のキャンペーンを開催している場合があります。キャッシュバックやギフト券プレゼントなどの特典が受けられる場合がありますので、定期的に情報を確認するとよいでしょう。
5. まとめ
豊田市では
「住宅・建築物土砂災害対策改修補助事業」
「一般耐震改修工事費補助事業」
「住宅省エネ改修補助制度」
が利用でき、外壁塗装をはじめとしたリフォーム費用を一部補助してもらうことができます。
しかし、申請には工事着工前であることや指定業者の利用など、いくつかの重要な条件があります。
さらに、予算の上限に達し次第、受付が早期に終了する可能性もあるため、できるだけ早めに情報収集と見積もり取得を行いましょう。
疑問点があれば、まずは豊田市の住宅政策課や施工業者へ相談し、書類やスケジュールをしっかり確認することが大切です。
助成金制度を賢く活用すれば、外壁塗装にかかる費用を大きく抑えられる可能性がありますので、ぜひ検討してみてください。
「外壁塗装のゼーンブ」でもお住まいの地域に関する助成金・補助金についての相談や地元の施工業者の紹介が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。