
【結論|シロアリ駆除の費用相場は1坪あたり6,000円〜8,000円(バリア工法)が目安で、一般的な30坪の一軒家では約18万円〜24万円程度かかります。工法・業者・被害状況によって金額は大きく異なるため、相場を正しく把握してから相見積もりを取ることが大切です】
「シロアリ駆除を頼みたいけど、費用がいくらになるのか見当がつかない」「業者から見積もりを出してもらったけど、これが適正価格なのかわからない」——そんな不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
シロアリ駆除の費用は、工法・坪数・被害の状況・業者によって異なります。相場を知らないまま依頼すると、必要以上に高い金額を支払ってしまうケースもあります。
この記事でわかること:
◯ 2026年最新のシロアリ駆除費用相場と坪数別費用の目安
◯ バリア工法とベイト工法の違いと、どちらを選ぶべきかの判断基準
◯ 追加費用が発生しやすいケースと見積もり時の確認ポイント
◯ 費用を安く抑えるための3つのコツ(相見積もり・時期・補助金)
◯ 信頼できる業者の選び方と悪徳業者の見分け方
この記事が役立つ方:
◯ シロアリ駆除を初めて検討している方
◯ 業者から見積もりをもらったが適正価格か判断できない方
◯ 費用をできるだけ抑えて駆除したい方
◯ 信頼できる業者を選ぶポイントを知りたい方
目次
1. シロアリ駆除の費用相場は?2026年最新の坪単価を解説
1-1. 費用の計算方法と基本の仕組み
シロアリ駆除の費用は、「1階の床面積(坪または㎡)×施工単価」で計算するのが基本です。シロアリは主に床下に生息するため、建物全体の延べ床面積ではなく1階部分の床面積が対象となります。
単価の表記は業者によって「1坪あたり〇〇円」「1㎡あたり〇〇円」と異なります。比較する際は単位を統一しましょう。換算の目安は「1坪=約3.3㎡」です。
また、業者によっては「最低施工坪数」を設けているケースがあります。たとえば最低20坪と設定している業者の場合、実際の施工面積が15坪でも20坪分の料金が発生します。問い合わせ時に必ず確認してください。
1-2. バリア工法の費用相場
バリア工法は、床下に薬剤を散布・注入してシロアリを直接駆除する方法です。即効性が高く、費用が比較的安い点が特徴です。
バリア工法の費用相場(1坪あたり):6,000円〜8,000円
バリア工法の費用相場(1㎡あたり):1,800円〜2,500円
全国205社を対象とした2026年4月時点の調査では、平均坪単価は約6,160円(1㎡あたり約1,867円)となっています。ただし、地域・業者・薬剤の種類によって単価に幅があるため、これはあくまで目安として参考にしてください。
1-3. ベイト工法の費用相場
ベイト工法は、薬剤入りの餌(ベイト剤)を地中に設置し、シロアリに巣へ持ち帰らせて群全体を死滅させる方法です。薬剤を直接散布しないため、安全性が高い点が評価されています。
ベイト工法の費用相場(初回設置・1坪あたり):9,000円〜12,000円
2ヶ月目以降の管理費(建物外周1mあたり):月額100円〜200円程度
バリア工法と比べると初期費用は高くなりますが、薬剤の臭いや子ども・ペットへの影響を気にする方に選ばれることが多い工法です。
1-4. 一軒家の坪数別費用早見表(20坪・30坪・40坪)
一般的な一軒家の坪数を目安に、バリア工法・ベイト工法それぞれの費用相場をまとめました。
| 坪数(1階床面積) | バリア工法(目安) | ベイト工法(目安) |
|---|---|---|
| 20坪(約66㎡) | 120,000円〜160,000円 | 180,000円〜240,000円 |
| 30坪(約99㎡) | 180,000円〜240,000円 | 270,000円〜360,000円 |
| 40坪(約132㎡) | 240,000円〜320,000円 | 360,000円〜480,000円 |
※上記は基本料金の目安です。追加工事が発生する場合は別途費用がかかります。被害状況・建物構造・地域によっても金額は異なります。
この早見表はあくまで目安ですが、業者から見積もりをもらったときに「おおよその相場と大きくズレていないか」を確認する判断材料として活用してください。
2. シロアリ駆除の費用が高くなる原因と追加費用の注意点
2-1. 追加費用が発生しやすい5つのケース
シロアリ駆除の費用は、坪数に施工単価をかけた基本料金だけでは済まないことがあります。以下のケースでは、基本料金に追加費用が発生することが多いため、事前に確認が必要です。
◯ コンクリートへの穿孔(せんこう):薬剤を注入する際に基礎コンクリートに穴を開ける作業が必要な場合
◯ 床下点検口の設置:床下への入り口がない場合、フローリングを切り抜いて点検口を新設する(1箇所あたり30,000円〜50,000円程度)
◯ 養生・廃材処理費用:施工範囲の養生や、工事で出た廃材の処理にかかる費用
◯ 床下換気扇・調湿剤の設置:湿気対策として追加提案されることがあるが、必要性を慎重に判断すること
◯ 被害箇所の補修工事:シロアリに食われた柱や土台の交換・補修が必要な場合は大幅に費用が増加
「坪単価が安い」という広告に惹かれて依頼したものの、追加費用が積み重なって最終的な金額が相場を大きく上回るケースがあります。見積もりの段階で「すべての費用が含まれているか」を必ず確認しましょう。
2-2. 被害の広がりが費用に大きく影響する理由
シロアリ被害の規模が大きいほど、駆除費用は高くなります。予防処理と駆除処理では作業量が異なり、すでに被害が確認された住宅ではより多くの薬剤・工数が必要となるためです。
また、シロアリに食われた柱・土台・床などの木部が損傷している場合は、駆除費用に加えて修繕費用も発生します。被害が住まい全体に広がっていると、修繕だけで数十万円単位の費用がかかることもあります。
早期発見・早期対処が費用を抑えるうえで非常に大切です。「少し気になる程度」の段階でも、実績のある業者に現地調査を依頼することをおすすめします。
2-3. 見積もり時に必ず確認すべき項目
業者に見積もりを依頼する際は、以下の項目を必ず確認してください。
◯ 施工範囲(1階全体か、被害箇所のみか)
◯ 追加費用の有無と内訳(養生費・廃材処理費・穿孔費など)
◯ 最低施工坪数の設定の有無
◯ 保証期間と保証内容(施工保証・損害補償の違い)
◯ 定期点検の実施頻度と費用
見積書には金額だけでなく、作業内容・使用薬剤・施工範囲が明記されていることが信頼できる業者の条件のひとつです。詳細が書かれていない見積もりには注意が必要です。
3. シロアリ駆除の費用を安く抑える3つのコツ
3-1. 相見積もりを複数社に取る
シロアリ駆除の費用を抑えるうえで、最も効果的な方法が相見積もりです。同じ施工内容でも業者によって金額が大きく異なることがあります。最低でも3社に見積もりを依頼し、費用・施工内容・保証内容を比較してから決めることをおすすめします。
ただし、「安さだけ」で業者を選ぶのは危険です。相場から大きく外れて安すぎる業者は、追加費用を後から請求したり、施工品質が低い場合があります。相場を把握したうえで、価格と内容のバランスを総合的に判断しましょう。
また、相見積もりを取ることは決して失礼ではありません。「複数社に見積もりを依頼しています」と正直に伝えることで、各社が誠実な対応をするかどうかも確認できます。
3-2. 時期を選んで依頼する
シロアリ駆除の依頼が集中しやすい時期は、シロアリの活動が活発になる4月〜7月です。この時期は繁忙期にあたるため、一部の業者では通常より費用が高くなる傾向があります。
反対に、9月〜2月は比較的依頼が少なく、業者によっては割引キャンペーンを実施していることがあります。「すでに被害が起きている」という緊急性がなく、予防目的で検討している場合は、閑散期を狙って依頼するのもひとつのコツです。
ただし、被害が進行している可能性がある場合は時期を問わず早めに対処することが大切です。費用の節約よりも被害の拡大防止を優先してください。
3-3. 補助金・雑損控除を活用する
シロアリ駆除費用に関連する公的な制度として、以下の2つを把握しておくと役立ちます。
◯ 自治体の補助金:一部の市区町村では、シロアリ防除や床下改善工事に補助金を設けている場合があります。内容・金額・条件は自治体によって異なるため、お住まいの地域の窓口に確認してみてください。
◯ 雑損控除(確定申告):シロアリによる被害修繕や駆除費用は、所得税の雑損控除の対象となることがあります。ただし、シロアリ予防のための費用は対象外です。控除の適用には領収書・施工報告書・確定申告書への記載が必要です。詳しくは税理士や国税庁の相談窓口にご確認ください。
制度の活用可否は個人の状況によって異なります。事前に税務署や自治体に問い合わせるか、専門家に相談することをおすすめします。
4. バリア工法とベイト工法を徹底比較
4-1. バリア工法の特徴・メリット・デメリット
バリア工法は、床下の基礎・土壌・木部に薬剤を散布・注入してシロアリを直接駆除し、再侵入を防ぐ工法です。日本で最も一般的なシロアリ駆除方法で、多くの業者が採用しています。
メリット:
◯ 即効性が高く、短期間でシロアリを駆除できる
◯ ベイト工法と比べて費用が安い
◯ 施工実績が豊富で対応できる業者が多い
デメリット:
◯ 薬剤を散布するため、施工後しばらく薬剤の臭いが残る場合がある
◯ 薬剤に敏感な方(小さな子ども・ペット・アレルギーのある方)は注意が必要
◯ 床下への穿孔(コンクリートへの穴開け)が必要な箇所がある
4-2. ベイト工法の特徴・メリット・デメリット
ベイト工法は、家の周囲の地中にベイト剤(毒餌入りの容器)を埋め込み、シロアリに巣へ持ち帰らせて群全体を死滅させる工法です。薬剤を直接散布しないため、安全性を重視する方に向いています。
メリット:
◯ 薬剤の臭いがほとんどなく、子ども・ペットがいる住宅でも安心して利用しやすい
◯ 床下に穴を開けるなどの大がかりな施工が不要
◯ シロアリの巣全体を死滅させることを目指せる
デメリット:
◯ 駆除に2ヶ月〜3ヶ月程度かかるため即効性はない
◯ バリア工法と比べて初期費用が高い
◯ 継続的なモニタリング(定期点検)が必要で、長期的なコストがかかる
4-3. どちらを選ぶべきか判断基準
工法の選択には、住宅の状況・予算・重視するポイントによって最適な答えが異なります。以下を参考に検討してみてください。
| 状況・優先ポイント | おすすめの工法 |
|---|---|
| すでにシロアリ被害が確認されている | バリア工法(即効性重視) |
| 費用を抑えたい | バリア工法 |
| 小さな子ども・ペットがいる | ベイト工法(安全性重視) |
| 薬剤の臭いが気になる | ベイト工法 |
| 予防目的で長期的に管理したい | ベイト工法 |
| 床下に入りにくい構造の住宅 | ベイト工法 |
どちらの工法が適しているかは、実際に現地を調査しなければわからない面もあります。業者に相談する際は「どちらの工法が自分の家に向いているか」を具体的に質問し、理由とともに説明してもらえる業者を選ぶとよいでしょう。
5. シロアリ駆除業者の選び方と悪徳業者の見分け方
5-1. 信頼できる業者の3つのチェックポイント
シロアリ駆除の成否は業者選びに大きく左右されます。信頼できる業者を見極めるための主なチェックポイントは以下の3つです。
◯ 公益社団法人「日本しろあり対策協会」の会員かどうか:シロアリ被害および腐朽の防止を目的に設立された公益社団法人です。会員業者は一定の基準を満たしており、信頼性の指標のひとつになります。会員名簿は日本しろあり対策協会の公式サイトで確認できます。
◯ 「しろあり防除施工士」が在籍しているか:日本しろあり対策協会が認定する資格で、シロアリ駆除に関する専門知識と技術を持つことを示します。
◯ 現地調査を丁寧に行うか:床下にきちんと入って調査を行い、被害箇所・施工範囲・方法を具体的に説明してくれる業者は信頼できます。調査せずに見積もりを出してくる業者には注意が必要です。
5-2. 悪徳業者の手口と注意すべきサイン
残念ながら、シロアリ駆除の分野では悪質な業者による被害も報告されています。以下のような行動をとる業者には注意してください。
◯ 社名を名乗らずに突然訪問してくる
◯ 床下を実際に調査せず「シロアリがいる」と言い切る
◯ 「今すぐやらないと大変なことになる」と過度に不安を煽る
◯ チラシや広告に掲載された価格より大幅に高い請求をしてくる
◯ 不要な床下換気扇・調湿剤の設置を強引に勧める
◯ 契約を急かし、その場でサインを求める
こうした手口は訪問販売における特定商取引法違反に該当する場合があります。少しでも不審に感じたら、その場で契約せず、別の業者にも相談することをおすすめします。
5-3. 相見積もりで業者を比較するときのポイント
複数の業者から見積もりを取る際は、以下の点を比較するとよいでしょう。
◯ 見積書に作業内容・施工範囲・使用薬剤名が明記されているか
◯ 追加費用の条件が明確に示されているか
◯ 保証期間と保証の内容(施工保証・損害補償)が具体的に記載されているか
◯ 定期点検の実施頻度と費用が確認できるか
業者を比較する際は金額だけでなく、説明の丁寧さや質問への対応の誠実さも重要な判断材料になります。「安いから」だけで選ぶと、後から後悔するケースがあります。
6. シロアリ被害が起きやすい場所と早期発見のポイント
6-1. 被害が多い場所(水回り・玄関・床下)
シロアリが好む環境は「湿気が多い」「木材がある」「外敵がいない」という3つの条件が重なる場所です。住宅の中でこれらの条件が揃いやすいのは、主に以下の場所です。
◯ 浴室・洗面所などの水回り:タイルの亀裂から水が染み込みやすく、湿気が多いためシロアリが好む環境になりやすい
◯ 玄関まわり:木材の柱や扉が土壌に近い構造のため、シロアリが侵入しやすい
◯ 床下全体:暗くて湿気がこもりやすく、シロアリの活動場所になりやすい
◯ 雨漏りが起きている箇所:天井や外壁内部に水分が侵入し、木材が湿ってシロアリの影響を受けやすくなる
特に築年数が経った住宅や、水回りのリフォームを長期間していない住宅は注意が必要です。
6-2. シロアリが好む環境と発生しやすい時期
日本でシロアリ被害を引き起こす主な種類は、ヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは全国各地に生息し、被害件数が最も多い種です。イエシロアリは主に関東以南(海岸線沿いの千葉県以西〜神奈川県以西)の温暖な地域に分布し、被害が大きくなりやすい傾向があります。
シロアリの羽アリが発生する時期は種類によって異なります。ヤマトシロアリは4月〜6月、イエシロアリは6月〜7月が発生のピークです。家の中や周辺で羽アリを発見した場合は、シロアリの群れが近くに存在する可能性が高いため、早めに業者へ相談することをおすすめします。
6-3. 自分でできる簡単なチェック方法
専門業者に依頼する前に、自分で行える簡易チェックとして以下の方法があります。異常が見られた場合は速やかに専門家に相談してください。
◯ 床を歩いてみる:ふわふわした感触やきしみがある箇所は、床下の木材が食害されているサインかもしれません
◯ 木部をコンコンとたたいてみる:音が空洞のように響く場合は内部が食害されている可能性があります
◯ 玄関・浴室まわりの木部を観察する:黒ずみ・柔らかくなっている部分がないか確認
◯ 床下点検口から覗いてみる:土壌から木材に向かって伸びた「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる泥の通り道があればシロアリ被害の証拠
これらは目安であり、専門家の現地調査に代わるものではありません。気になる点があれば、まず業者に無料調査を依頼するとよいでしょう。多くの業者は無料で現地調査を行っています。
7. まとめ:シロアリ駆除費用を正しく把握して後悔しない業者選びを
この記事では、シロアリ駆除の費用相場と費用を左右する要因、安く抑えるコツ、業者の選び方について解説しました。
◯ 費用相場は1坪あたり6,000円〜8,000円(バリア工法)が目安で、30坪の一軒家では18万円〜24万円程度
◯ 追加費用(点検口設置・穿孔・補修工事など)で最終金額が大きく変わることがある
◯ 相見積もりを3社以上に取ることが、費用を抑えながら良い業者を見つける最善策
◯ 「日本しろあり対策協会」の会員業者・「しろあり防除施工士」在籍を確認すると信頼性の指標になる
◯ 早期発見・早期対処が費用を抑えるうえで最も重要
「業者をどう選べばよいのかわからない」「相見積もりを取っても相場と照らし合わせる自信がない」という方には、業者紹介サービス「外壁塗装のゼーンブ」の活用もご検討ください。
外壁塗装のゼーンブは、遮熱塗料シェアNo.1メーカーの株式会社アステックペイントが運営する無料の業者紹介サービスです。5つの厳しい基準をクリアした認定施工店のみを紹介しており、じっくりと比較検討することができます。
住まいの状態が気になったとき、まずはお気軽にご相談ください。




