
外壁塗装の色は、小さな色見本帳だけで決めていませんか。
外壁塗装のゼーンブは2026年9月、外壁塗装の経験者200人にアンケートを実施しました。
◯ 色に後悔や不満を感じた人:15.5%
◯ そのうち色見本帳で色を決めた人:54.8%(2人に1人)
◯ 後悔しなかった人で色見本帳を使った割合:31.4%(1.7倍の差)
実際に塗った色から次回の重視点まで、経験者の実績データで解説します。
目次
1. この調査でわかったこと3点
調査結果の要点
① 色に後悔・不満を感じた人は15.5%(200人中31人)
② 後悔した人の2人に1人が色見本帳で決めていた。後悔しなかった人(31.4%)の1.7倍
③ 後悔した人が次回最も重視したいのは「実物大に近い大きさのサンプルで確認すること」35.5%。後悔しなかった人(10.1%)の3.5倍
色見本帳は最も一般的な決め方で、使うこと自体が問題ではありません。ただ、小さな見本だけでは仕上がりとのズレを防ぎきれなかった人が一定数いる、というのが今回の結果です。
◯「色見本帳」と「サンプル」の違い

数cm角の色チップが並んだ冊子。候補色を絞り込むときに使います。

候補色の塗料を実際に塗った板(塗り板)。面積が大きく、屋外の光で見ると仕上がりに近い色を確認できます。
2. 経験者200人が実際に塗った外壁の色
ベージュ・クリーム系が最多で、上位4色は次のとおりです。
① ベージュ・クリーム系:40.5%
② ホワイト系:22.0%
③ ブラウン系:11.5%
④ グレー系:10.0%

少数派は次の5つです。
・グリーン系:5.5%
・ブルー・ネイビー系:3.5%
・2色以上のツートン:3.0%
・レッド・ピンク系:2.0%
・ブラック系:1.0%
ホワイト系に塗った人の43.2%は「元の色と同じ色にした」と答えており、白系は色を変えない人が多い傾向があります。
人気色の傾向は人気色ランキングにまとめています。
3. 外壁塗装の色で後悔した人は、どう決めていたか
色の決め方(複数回答)の上位3つは次のとおりです。
① 色見本帳を見て決めた:35.0%
② 元の色と同じ色にした:24.5%
③ A4サイズ以上のサンプルを見て決めた:16.5%

◯ A4サイズ以上のサンプルかカラーシミュレーションで実物に近い確認をした:21.5%(43人)
◯ 色見本帳だけで他の確認をしなかった:25.0%(50人)
塗った色への後悔・不満は次のとおりです。
◯ 大いに感じたことがある:3.5%
◯ 多少感じたことがある:12.0%
◯ ほとんど感じたことはない:48.5%
◯ まったく感じたことはない:36.0%
「大いに」「多少」を合わせた15.5%(31人)を「後悔した人」として、以下で扱います。

この31人と、後悔しなかった169人で決め方を比べました。

後悔した人の54.8%が色見本帳を使っていた
◯ 色見本帳:後悔した54.8%/しなかった31.4%(1.7倍)
◯ 元の色と同じ色にした:後悔した16.1%/しなかった26.0%
色を変えなかった人は、後悔しなかった側に多く含まれます。
ただし、A4サイズ以上のサンプルを見た人でも後悔はゼロではありません。
◯ A4サイズ以上のサンプルを使った:33人
◯ そのうち後悔した:8人 → 理由の半数は色のズレ(「予想よりも暗かった」「サンプルよりも実物の方が若干色が薄かった」など)
小さな見本を少し大きくしただけでは足りない。そう読める結果です。
4. 後悔の中身|自由記述31件でわかったこと
後悔した31人に内容を自由に書いてもらったところ、「見本や想像と仕上がりの色が違った」が13件で最多でした。

経験者の声|見本と仕上がりのズレ
「色見本ではあずき色だと思っていたが、仕上がってみたらピンク色だった」
「クリーム系なのに、黄色っぽく見えた」
「肌色にしようとしたが、思ったよりオレンジがかった色になってしまった」
「思ったより派手になった」
明るさ・鮮やかさ・色味のどれかが想像と違った、という声です。次に多いのは経年変化・汚れの5件でした。
経験者の声|数年後の変化
「年がたつごとに、色が変わってきた」
「濃い色はほこりなどで白っぽくなり、みすぼらしくなることが分かった」
31件の分類は次のとおりです。
◯ 見本や想像と仕上がりの色が違った:13件
◯ 経年変化・汚れが目立つ:5件
◯ 選んだ色そのものが良くなかった:3件
◯ 施工品質(ツヤ・塗り分け):3件
◯ その他(家族任せ・価格):2件
◯ 具体的な記述なし:5件
見本と仕上がりの色がなぜ違って見えるのかは色見本の注意点で解説しています。
5. 次に塗り替えるなら何を重視したいか
全体の上位4つは次のとおりです。
① 汚れ・色あせの目立ちにくさ:28.5%
② 特にない:17.0%
③ カラーシミュレーションで仕上がりを見ること:14.5%
④ 実物大に近い大きさのサンプルで確認すること:14.0%

ところが、後悔した人としなかった人に分けると順位が入れ替わります。

後悔した人の35.5%が「実物大に近い大きさのサンプルで確認すること」を選択
◯ 実物大に近い大きさのサンプルで確認すること:後悔した35.5%/しなかった10.1%(3.5倍)
◯ 業者からの提案・助言:後悔した0.0%/しなかった14.2%
業者任せではなく自分の目で確かめたい、という意向がはっきり出ています。
◯ 汚れ・色あせの目立ちにくさ:後悔した人32.3%/しなかった人27.8%(どちらでも上位)
◯ 家族全員の合意:男性10.4%/女性1.5%(合意形成を課題と感じているのは男性側に多い)
6. 外壁塗装の色で後悔しない選び方
色見本帳を使った人が後悔した側に多く、A4サイズ以上のサンプルでも色のズレによる後悔が残り、後悔した人が次に求めているのは実物大に近いサンプルでした。分かれ目は「どの方法で」より「どの大きさで、どこまで」確認したかにありそうです。
見本と仕上がりの色が違って見える理由は、主に2つあります。
小さな面積では明るさや鮮やかさが控えめに見えるため、壁一面では想像より明るく派手に感じやすいこと。
もう1つは、室内の照明と屋外の日光で色味が変わることです。
【重要】これから色を決める人ができること
◯ 見本はできるだけ大きく、屋外の光で見る → A4サイズ以上のサンプルでも防げていない例があるため
◯ 数年後の汚れ・色あせを想定する → 後悔した人の32.3%が次回は「汚れ・色あせの目立ちにくさ」を最重視
◯ 家族で見本を一緒に見る → 合意形成を課題に感じる人が一定数いるため
確認の進め方は色選び6ステップ、シミュレーションの使いどころは色選びシミュレーション、よくある失敗と対策は失敗例と対策で解説しています。
7. よくある質問
7-1. 外壁塗装の色で後悔した人はどのくらいいますか?
A. 塗装経験者200人のうち15.5%(31人)です。
◯ 大いに感じたことがある:3.5%
◯ 多少感じたことがある:12.0%
◯ ほとんど感じたことはない:48.5%
◯ まったく感じたことはない:36.0%
7-2. 小さな見本だけで色を決めるのは避けたほうがよいですか?
A. 避ける必要はありません。色見本帳は最も多くの人が使う方法(35.0%)です。ただし後悔理由の最多は「見本や想像と仕上がりの色が違った」でした。次の2段階にすると、この後悔パターンを避けやすくなります。
① 色見本帳で候補を絞る
② できるだけ大きなサンプルを屋外の光で確認する
7-3. 実物大に近いサンプルは業者に頼めますか?
A. 塗り板(サンプル)や試し塗りに対応できるかは業者によって異なります。見積もりの段階で次の2点を確認してください。
◯ 候補色の塗り板を用意できるか
◯ 外壁の一部に試し塗りができるか
8. 調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名 | 外壁塗装の色選びに関するアンケート |
| 調査主体 | 外壁塗装のゼーンブ(株式会社アステックペイント) |
| 調査方法 | インターネット調査/出典:Freeasy調査(2026年9月、塗装経験者n=200) |
| 調査日 | 2026年9月15日 |
| 調査対象 | 持ち家(一戸建て)に住み、外壁塗装を経験した30代以上の男女 |
| 有効回答数 | 200人 |
| 回答者構成 | 男性67.5%・女性32.5%/60代以上61.5%・50代21.5%・40代12.0%・30代5.0% |
| 塗装時期 | 塗装から5年以上経過した人が73% |
回答者はアンケートモニターに登録している人であり、外壁塗装をした人全体の縮図ではありません。「後悔した人(31人)」と「後悔しなかった人(169人)」の比較は人数の少ない群を含むため、差の解釈には幅があります。自由記述の分類は件数のみを示し、割合は算出していません。


